夏のストレート珈琲 Category:新メニューの紹介 Date:2015年06月03日 こんばんは。ナツパールです。久しぶりにブログを書きます!明日から、夏のドリンクメニューを始めます♩詳しくは夏メニューのページをチェックしてみて下さいね☆この春からスタートした、「季節のストレート珈琲」も、勿論夏メニューに変わります。今期は「ケニア キアマリガ」(「キアマリガ」はケニア中部ケニア山南東斜面のニエリ地区の小規模農園のコーヒー豆を扱う農協のようなファクトリー(水洗工場)です。) ワインやベリーのような渋みと酸味、チョコレートのような滑らかさと甘い後味のある、濃厚で複雑な風味の珈琲です。今回は「フレンチプレス」で淹れて、ホットのままブラックで飲むのが、この珈琲の良さを一番楽しめると感じました。平底フィルターだと、後味が軽すぎて酸味が強調されてしまい、アイスだと、酸味が鈍って渋さが際立ちます。ミルクをいれると、珈琲のもつコクがミルクと合わさり、どーんと重く、折角の酸味が分離してしまう…そんなこんな試行錯誤。試行錯誤を繰り返して繰り返して…の、「プレスで抽出したホット・ブラックのみ」でのご用意となります!ケニアの持つ豊かな風味を、是非お楽しみ下さい。 ケシパールで珈琲を出す時、「その珈琲それぞれのもつ個性や良いところを、しっかりと楽しめる方法で」ということを心がけています。この珈琲を飲む時はブラックでとか、この抽出方法はホットのみとか、ケシパールのメニューは一見頑固で異常にこだわりが強くて、なんだかとっつきにくいと思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、私がお客様に一杯の珈琲を淹れる時、そこには、ここに来るまでに関わってきた沢山の人の汗や涙や笑顔、愛や情熱を背負っている自分がいます。沢山の人の手を渡って来たバトンを、私が最後に受け取って「一杯の珈琲」を淹れる。そこで、飲む人の好き嫌いや合う合わないはあるにせよ、きちんとその豆の良さをまずは「味わってもらうこと」。そして、「楽しんでもらうこと」。それに全力で挑まないわけにはいかないのです。だからこそ、自分が一番「これだ!」としっくりくる方法でしか、ご用意できない、したくないのです。ひとくくりに「珈琲」と言っても、その木や産地、天気、製法、生産者、管理法、ロースト方法、焙煎者、鮮度、そして淹れ方、淹れる人、淹れる時の気分、…目の前に「一杯の珈琲」として出て来たものは、それぞれ別の一杯であり、それぞれにストーリーがあり、その他のどの一杯とも違う、とても特別なものだと思っています。美味しくなあれ、美味しくなあれ、美味しくなあれ…何人の人が全力でこう想い、大切に大切に愛情をそそいできたのか。それを考えた時、託されたバトンの重さに身が引き締まります。そんな風にして淹れられた、一杯の珈琲。そんなことを意識しながら、ちょっぴりわがままで頑固な私たちと一緒に、ケシパールの珈琲の世界をお楽しみ頂けたらと思います。もっともっと面白くて興味深く、ただの「珈琲を飲む」というイベントが、もっともっと特別なものになるかもしれません。これはもちろん!珈琲に限ったことではないですが、このお話はまた今度♩ではではまた☆ ケニアのロゴも試行錯誤… [8回]PR