秋のストレート珈琲「エチオピア」 Category:新メニューの紹介 Date:2015年09月26日 こんばんは。ナツパールです。すっかり秋らしくなってきて、朝晩は涼しく、日が暮れるのが早いですね。気がつくと窓の外は真っ暗。ケシパールでは、白熱電灯がゆらゆらと温かく灯っています。店内に漂う珈琲の香り、お湯の沸く音、古い床板のきしみ。ぼんやりと幻想的な明かりの下で感じる、「カフェケシパール」は、私の大好きな夜の風景の一つです。さて、今日は秋のストレート珈琲について、ブログを書こうとパソコンを開いています。 春から始めた、季節のストレート珈琲。毎回楽しみにして下さっている方も多く、とても嬉しいです。今回は「エチオピア モカ イルガチェフ G1」新しい季節の珈琲を始めるにあたり、私たちはもちろん、ケシメイツ(スタッフ)各々がテイスティングして、感想を寄せ合う。そんなことが恒例になってきました。 珈琲を楽しむときには、よく「他のものに例える」ということをします。例えば、「チョコレートみたいな甘み」「ワインの様な芳醇な風味」「雨の後の大地の香り」「ナッツの香ばしさ」「檸檬のようなきりりとした酸味」「割り箸しがんだ時の味」などなど…感じ方は人それぞれだし、例えるものは無限にあるし、とても自由度の高いものなので、表現は無限大。たくさんのいろいろな人と感想を共有することで、新しい発見や気づきに出会うことが出来、「コーヒーを存分に味わう」ということを、もっと面白いものにしてくれます。なので、今回は、私たちの感想を皆さんにもご紹介してみようと思います♩ 写真では見づらいので一部抜粋して、感想を並べてみました。•酸味があるタイプのフランスパン、焼きたての香り。•黒みつのように、甘くて複雑。•焼きたてのレーズンのカンパーニュを頬張ったような風味→檸檬カードを塗って食べたような後味の甘酸っぱさ→心地よい渋み。•変化する味わい。•時間をおくと檸檬ティー、紅茶のような風味が出て来る。•24時間いつでも飲める味わい。•後を引く香り。•苦みが強すぎず飲みやすい。•エチオピアの大地の喜怒哀楽、ストーリー、歴史を感じる味の変化。•エチオピア行きたい。いかがでしょうか。夏場に、プライベートでたまに、スライス檸檬を乗せた山盛りの氷に、ガムシロップをほんの少し垂らし、酸味がある深煎り目のコーヒー豆で、アイスコーヒーを淹れて、「アイス檸檬珈琲」を作ります。それと、とても近い味わいを感じました。 お砂糖が入ってないのに、たるい甘みが感じられ、後を引きます。ちびちびと飲んでいたら味わいが変化して、とても面白いです。そして、なんだか懐かしい感じがして、終盤には焚き火の後の香りがして、飲みきった頃には故郷に帰りたくなるような。私にとってのこの珈琲は、そんな珈琲です。同じ一杯の珈琲が、それぞれの人の中で、色々な味わいや意味を持つのだなあと思うと、本当に面白いです。味が複雑すぎて、相性の良い「マリアージュ」のケーキがあまりないのが難点ではあるのですが…。いつもと違った、いつものひとときの休息のお供に、是非どうぞ。 [8回]PR