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カフェケシパールのブログ

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臨時休業のお知らせと、バレンタインと、会議の続き

こんにちは。
バレンタインでもそわそわしないタツパールです。
昼ブログです。

ここのところ、
ケシパールではチョコ系チーズケーキを2種用意してます。
特に週替りの「ラムレーズンショコラのチーズスフレ」はやばいです。



スフレならではのしっとりホロリとした質感と、
生チョコのようなシルキーな口どけが一緒に味わえる、なんともめずらしい食感。
生地のココア、混ぜ込んだ刻みチョコ、そして自家製ラムレーズンが、
ちょっとした時間差で、あとからあとから味と香りを供給してきて、
いつ飲み込めばいいのか分からないほどの、リッチな一口に興奮します(今食べながら書いてます。なので、今リアルタイムで興奮してます。)

すみません、こうふんしました(ふがふが)



まずは臨時休業のお知らせ。

前回ブログでもお知らせしておりますが、
2/15(月)と2/18(木)に臨時休業を頂きます。
定休日と合わせて、
2/15~18の期間がお休みとなりますので、
ご来店の際はお気をつけ下さい。


前回の続き、ケシ会議~後編~です。
いつにも増して内容が固いです。
歳かしら。メイツたちと働くようになって、体面を気にしてるのかしら。

というわけで、寝付けない夜に読むのがオススメ。



会議後半は私、タツパールから。




偉そうにふんぞり返ってますね(失笑)
顔色が、背後の古びた木箱と同じ色ですね(苦笑)

ケシ会議では、
「おいしいとは何ぞや」について、お話しさせてもらいました。
脳科学、認知神経学、心理学、社会学…
いろんな分野にまたがっていて、とても面白い分野です。


それぞれの人が違った「おいしい」を持っているのは自然なこと。
「どうして違うのか?」を学術的な側面から簡単に勉強し、
ケシパールでの接客の一助になるかと思い、メイツたちにも紹介しました。



資料の一例。



「おいしい」ということば。
"①個人の好み"が強く働く感覚の表現であり、
"②社会的な価値"を伴う一般的な評価にもなってしまうことば。

ここからは勉強から得た僕の持論ですが、
自己の体験による"①個人の好み"が確立されていないと、
周囲の情報である"②社会的な価値"に流されてしまいやすくなる。
場合によって②は、巧妙な広告(ex.ステマ)だったり、嘘の情報(ex.食品偽装)が混ざっていたりします。
情報に溢れかえった今の社会で「おいしい」を楽しむためには、
①の感覚を磨くことが大事だと考えます。


料理を食べた→「おいしい!」

・それは本当においしい?
情報、雰囲気、気分に踊らされてない?
・それはどうおいしい?
素材がいい?調理がよい?味?食感?香り?
・それはなぜおいしい?
私の好み?他の人なら?一般的には?


上の質問は、分析と区別をするための第一歩。

「味覚の記憶力」が料理人には大事だと耳にします。
そのときどきの「おいしい」がどういうふうに「おいしかった」のか、
(通常は言葉で)分析し、区別して整理しないことには記憶にとどめられません。

「おいしい体験」を深く心と記憶に留め、蓄積する。
その蓄積を足場にして、成長があるのだと思います。
料理が大好きな人や、(本当に)グルメな人は質問の答えがスラスラ思い描けるのではないかと考えます。


ちなみにナツパールはこの点、神掛かった記憶力を発揮します。
例えば、旅行に行った時の思い出を話してみると、
「誰が何を食べたか」を事細かに憶えています。

逆に旅行中の他のことは
「何を食べた場所なのか」
「何を食べに行く途中なのか」
というヒントがないと思い出してくれません…。


それはそれでどうなのか・・・。




続きましてナツパール。








ナツパールは「表現すること」をプレゼン。
勝手に僕が適当に代弁します。


"表現することは内なる自分の想いを「表」に「現す」ということ。
発信者 VS 受容者の「伝わってナンボ」の厳しい世界。"

"自分の発したいもの、発したもので、
気まぐれな受容者に対して一瞬の「関心」を与えることが出来るかどうか。"

まず、詩人の方が書いたエッセイからの引用を紹介。
ケシパールでの接客の難しさを、端的に言い表してくれているかのよう。


ケシパールにおいて、
表現することはとても大切なんです。

最近よくナツパールと話に挙がるのが、ケシパールの存在意義。
僕たちは「笑顔で笑顔をつくること」を生業とするために、
ケシパールというカフェを始めました。

なので、極論を言えば、むちゃくちゃこだわっている
「チーズケーキ」も「珈琲」も「静かな空間」も
正直なところ、他の形でも良いんです。

代わりが効かない命題である
「私たちの笑顔で、お客さまの笑顔をつくること」を達成するため、
「表現する力」を磨くのはとても大事なのです。

というわけで、
メイツたちにも演習として、
次のお客さまが入店した場合の、
「こんにちは」の言い方を練習してもらいました。


課題1


課題2
 

課題3


もはや無茶振りです。


そんなこんなで、
表現することの難しさ、そして大切さを分かってもらえるようなプレゼンでした。




この後、第2章としてテイスティングに必要な「表現する力」の話と演習がありました。
が、長くなってきましたし、
最近ブログを書かないナツパに期待を込めて、あえてここで筆を置きます。

でわ。

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