ある日の出来事。 Category:ケシパール日記 Date:2014年10月13日 こんばんは。やってくる台風を窓辺で眺めながら、ひっそりとブログを書いています。木曜からの栗ウィーク、たくさんご来店&ご注文頂いて、ありがとうございます♡ 「栗のベイクド」はかぼちゃシリーズに引き続き、お気に入りの自信作でした。たくさんの方に美味しそうに食べて頂いて、とっても嬉しかったです♩一応、今日が台風だったので、木曜まで延長して「栗のベイクド」をご用意する予定です。が、売り切れの際はご容赦ください。そう言えばこの間、「かぼちゃのチーズケーキ」をご用意していた日に、こんなことがありました。 ケシパールに、ランチの時間、外国人の常連様(男性)が、二人の友達を連れていらっしゃいました。皆さん日本語はわからないので、私がいつもメニューの説明をしています。食事のオーダーが決まって、次はチーズケーキ。今日は何のケーキがあるのかという説明の時に「この『かぼちゃ』は私のおばあちゃんが育てている美味しいかぼちゃなんですよ〜♩」と言うと、いつもの常連様が「Oh…I cannot say ”No.” to grandma!」お友達二人も大きく頷き、「Grandma’s three.」と、結局皆さんかぼちゃのチーズケーキを選んでくれました。 私はなんだか、とても嬉しくなりました。その優しい気持ち、温かさ、そしてそれを自然に表現できるところ。ぐっとくるものがありました。きっとそういう風に、「向こう側」を想像して食べたケーキは、しっかりとおばあちゃんの愛情の、愛媛の太陽の、温かくて美味しい味がしたと思います。そんな風に、1ピースのケーキを通して、一杯の珈琲を通して、ひとつの空間を通して、そこに関わる「向こう側」まで想像できるような、ずっとずっと「向こう側」からつながっている、いろんな人の努力や苦労や喜びや、愛や優しさや思いやりや、そんな色々が感じられるような自分であれたら、そんな色々が感じられるような場所を作れたら、本当に素敵だと思うのです。ケシパールの目指しているところのひとつが、少し垣間見えるような、ハートフルな出来事でした♩ケシパールにアルバイトさんが入ってくれるようになり、私たちが直接的にお客様と接する機会は相対的に少なくなってきています。それ自体は少し寂しいことですが、二人であっぷあっぷしながら営業していた時には、何となく思い描きながらもなかなか突き詰めていけなかった「カフェケシパール」の「カフェケシパール」らしさ、「カフェケシパールとは何か」という、その「コア」の部分に思いを巡らせることが増えてきました。もっと深い部分への進化を目指して、頑張っていこうと思います。今後ともよろしくお願いします☆ [30回]PR